電子工作のきほん

電子工作のきほん ── 部品のしくみと、使うときの注意

マイコンでロボットを動かす、センサーで身のまわりを測る、LEDを光らせて知らせる。電子工作はとても楽しいものですが、いざ始めようとすると「抵抗器って何のために入れるの?」「この部品、どっち向きにつなぐの?」「なんで壊れちゃったんだろう?」という疑問にぶつかります。このコースは、その“いちばん最初のつまずき”をなくすための講座です。

抵抗器・LED・スイッチ・コンデンサといった基本的な部品について、「どういうしくみで動くのか」と「使うときに気をつけること」を、ひとつずつていねいに見ていきます。むずかしい数式も出てきますが、身近なたとえと計算の例を添えて進めるので、安心してついてきてください。ここで土台を作っておけば、このあとの「Pico電子工作」や「ロボット制作」が、ぐっと楽しく・安全になります。

このコースで学べること

電気そのものの考え方(電圧・電流・抵抗)から始めて、よく使う部品の原理と注意点、そして測定や配線の基本までを、順番に身につけます。マイコンの種類(Pico・Arduino・micro:bit)に関係なく役立つ、どんなものづくりにも共通する“土台”です。

対象

電子工作をこれから始める人、なんとなく作れるけれど中身は分かっていない人に向けています。高専生(高校1〜2年生相当)が読んで理解できることを目安にしています。

カリキュラム(全14回)

第1部 電気と回路のきほん

00. はじめに ── このコースのゴールと、安全のこと
01. 電気ってなに? ── 電圧・電流・抵抗とオームの法則
02. 回路のきほん ── 直列・並列・GND・ショートの危険
03. ブレッドボードとテスター ── 配線のしかたと測り方

第2部 基本部品のしくみと注意

04. 抵抗器 ── はたらき・カラーコード・電流制限と分圧
05. LED ── 光るしくみ・極性・電流制限抵抗の計算
06. スイッチ ── 接点・チャタリング・プルアップ/プルダウン
07. コンデンサ ── ためるしくみ・種類・極性と耐圧の注意
08. 可変抵抗(ボリューム)── 分圧で値を変える
09. ダイオード ── 一方通行・逆流防止・フライホイール
10. トランジスタ ── 小さな信号で大きな電流を操る

第3部 もう一歩ふみこむ

11. MOSFETでモーターを動かす ── 大きな電流の扱い方
12. 電源とグランド ── 電池・USB・3.3Vと5V・共通グランド
13. はんだ付けのきほん ── 道具・コツ・よくある失敗

用意するもの

本格的にそろえる必要はありません。まずはブレッドボード、ジャンパーワイヤー、抵抗器の詰め合わせ、LED数個、タクトスイッチ、そしてデジタルテスターがあれば、ほとんどの回を試せます。多くは数百円〜千円台で手に入ります。「安く始める」ことも、このコースが大切にしていることのひとつです。

次のステップ

このコースで部品の“気持ち”が分かるようになったら、いよいよマイコンと組み合わせます。Raspberry Pi Pico を使ってLEDやセンサーをプログラムから動かす「Pico電子工作」へ進むと、ここで学んだ抵抗器やLEDの知識が、そのまま生きてきます。まずは「00. はじめに」から、気軽にのぞいてみてください。

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